J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード
誰しも一度は耳にしたことのあるこの曲は、生徒さんの中でもいつかは弾いてみたい!と目標にされている方が多い曲の1つです。
チェロの独奏曲として書かれており、第1番〜6番までの全6曲の組曲で構成されています。プレリュードから始まり、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット(ブーレorガボット)、ジーグという6曲で構成されています。
サン=サーンス/白鳥
全14曲からなる組曲”動物の謝肉祭”のなかの13曲目。
プライベートでの演奏を想定して作られたこの組曲は、他の作曲家のパロディであったり皮肉をこめた内容であり、サン=サーンスの生前は出版されませんでした。
唯一生前に出版されたこの白鳥はピアノが美しい湖面を表現し、そこを優雅に泳ぐ白鳥をチェロが旋律で表現しています。
E.エルガー/愛のあいさつ
妻への婚約記念に贈った曲で、最も多く演奏される小品の1つ。とてもロマンチックなメロディでチェロではニ長調で演奏されることが多いです。
もともとはヴァイオリンとピアノのために書かれているが、作曲家自身の手でも様々な編成に編曲されています。ソロだけでなくピアノ三重奏や弦楽四重奏などで演奏される機会も多く、様々な楽譜があるため難易度も幅広いです。
シューマン/トロイメライ
トロイメライとはドイツ語で夢という意味です。
13曲からなるピアノ曲集”子どもの情景”の第7曲。
もとはピアノの曲ですが、チェロのレパートリーとしても有名な曲です。
4分の4拍子で書かれていますが、拍感が曖昧に感じるように書かれており、まさに夢見心地といった雰囲気の曲です。
ハイドン/チェロ協奏曲第1番より第1楽章
ハイドンは2曲のチェロ協奏曲を書いていますが、この第1番は永らく紛失されており、1961年にプラハで楽譜が見つかり一気に広まりました。
今ではチェリストが避けては通れない協奏曲です。作曲されたのは1765〜1767年とされており、明るく溌剌とした曲です。